概要

「今後のHPCIを使った計算科学発展のための検討会」は平成26年に理化学研究所計算科学研究機構(AICS)の文部科学省からの委託事業である「HPCIの運営」の枠組みの中、HPCの運営企画・調整のための会合のひとつとして、 将来の計算科学コミュニティをどう維持・運営していくかを議論する場として発足いたしました。

本検討会の前身は平成24年度~25年度に実施された、文部科学省委託業務である「将来のHPCIシステムのあり方の調査研究(アプリケーション分野)」(通称:アプリFS)にあります。アプリFSでは大学・研究機関、企業で活躍している現役の研究者が中心メンバーとなり、今後5年から10年において計算科学から貢献できる社会的・科学的課題を抽出するとともに、その実現に向けて必要なアプリケーションを整理し、必要システム性能を精査する活動を行いました。その結果は「計算科学ロードマップ」としてまとめられ、文部科学省HPCI推進委員会の「今後のHPCI計画推進のあり方に関する検討ワーキンググループ」に報告し、フラグシップマシンはどうあるべきかの議論のバックデータとして位置づけられ、大きく貢献しました。

本来であれば、このような会合は継続的に開催し、フラグシップマシンのみならず第二階層マシン等、計算機開発の検討に先行して、計算科学的な課題の抽出および 分野連携、ロードマップのアップデートをしていく必要があると考え、ロードマップを執筆した各科学分野の代表者に呼びかけ、本検討会が始まりました。

具体的な活動内容としては 、「計算科学ロードマップ」の定期的な更新、および、様々な計算科学分野の最新動向について話題提供・討論し分野交流の場となる『計算科学フォーラム』の開催を予定しています。

アプリFSで築いてきたコミュニティーを、今後も恒常的な計算科学の見通しを立てられるコミュニティーとして常時維持し、今後の計算科学の発展に貢献できればと考えています。